ディズニー離れとムーミンブームの再来

ムーミン村の株を握りしめているから言うことだが、これから先、政治腐敗と共にますます困窮する日本人の国民生活は、いよいよいろんなものを諦め、代用品で満足するほかなくなる。

 

東京のディズニーは高すぎるから安くて旅行も楽しめる埼玉のムーミン村に行こうかという人流が私の読みだと必ずくる。それほどまでに日本人の大多数が貧乏になる。

 

既に日本人は貧乏だが、ディズニーランドやディズニーシーに行けてしまうぐらいには貧乏にはなっていない。それが行けなくなるぐらい貧乏になる。そういう不幸な未来がビジネスチャンスを生み、ブームを作り出す。

 

少なくとも東京都民はまだまだ自分たちはやれると思っている。だから貧乏なのは自己責任というサシで国内世論を断じることができる。しかし結局、東京都に集中する一流企業、東京証券取引所上場/非上場だろうが、その過半数はただ東京都に本社を置いているだけのペーパーカンパニーで、消えてなくなっても実のところ困らない。

 

じゃあ消えてなくなるのかというとそういうことではなくて、何も生産していないくせに高給取りという東京都民のライフスタイルが、自分たち東京都民のクビをしめることになる、ということだ。

 

どういうことか?

 

少子化と高齢化の同時進行、団塊世代の一斉退職により、地方企業の倒産ラッシュが起きる。地方の工場もトーゼン、バンバン潰れる。すると、東京から政治家のようにえらそ〜うに能書き垂れてた本社勤務の連中にドカン!!と一気にしわ寄せがくる!!たったそれだけのことだ。自分たちがやりたくないことを全部地方に強制させて、そのくせ地方から富を収奪し続けた結果、その報いを東京都民は支払うことになる。

 

首都直下地震なんぞ起こらずとも、東京が滅亡する原因なんぞいくらでもある。椅子取りゲームが東京都内でも起きる。

 

それでディズニーとムーミンの話に戻ってくる。それでも東京都民は住み慣れた便利で豊かな暮らしを失いたくないから、しがみついていたいから、あの手この手で東京に住もうとする。すると一回行くだけで一人当たり一万円ハジケ飛ぶ娯楽としてのディズニー観光は選択肢から消滅する!

 

それが私の読みだ。それでも遊園地に行きたい、ディズニー気分を味わいたいと連中は欲が深いから、ムーミン村にやってくる。